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鰻に関連する商品やサービス
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こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。
まずは各地のスポット紹介から。
5月は「成田山」(千葉県成田市)です。
正式名称は「成田山新勝寺」で、1000年以上の歴史のあるまさに由緒正しき寺院といえるでしょう。
「成田山」といえば、歌舞伎を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
現在、新しい歌舞伎座でこけら落とし公演が行われていますが、市川團十郎一門の屋号である「成田屋」は、この「成田山」に由来し、参拝客の増加につながったともいわれています。
加えて、1月に紹介した川崎大師と同様、JR成田線や京成電鉄本線も、参拝客のための鉄道として発展したようで、「成田山」は日本で一、二を競う初詣先になっています。
ちなみに、写真は開基1070年を記念して2007年に完成した「成田山新勝寺総門」を撮影したものです。
大きな参道として、表参道、新参道、電車道の3つがあり、そのうち表参道には、多くのお店が並んでおり、特に鰻屋が多いのが印象的です。
鰻の産地だったのかもしれませんね。
ここからは商標のお話です。
「成田山」は商標登録されているでしょうか?
答えはYES。
登録の数としては3件、14の分野にわたって登録されています。
そして、先月に引き続き、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。
今回は、前半にも出てきた「鰻」です。
単に「鰻」を指定すると、生きているものを除くが、調理前のものとして取り扱われます。
つまり、そのような「鰻」の分野、生きている「鰻」の分野、「蒲焼」や「鰻丼」のような調理したものの分野、鰻料理を提供する飲食店業の分野等、「鰻」は様々な分野に分類されています。
ちなみに、「うなぎパイ」は、菓子の分野で商標登録されています(第2719548号等)。
この「うなぎパイ」は「うなぎ骨粉」を混ぜた菓子ですが、その「うなぎ骨粉」もまた異なる分野に分類されており、奥が深いです。
「鰻」に関連する商品やサービスを指定される際は、こういった点にも気をつけましましょう!
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講師:長坂 剛人 商標専門弁理士
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目黒駅前にある事務所「特許業務法人むつきパートナーズ」を本拠地に、お客様との面談と調査に全身全霊をささげる商標登録の専門家(商標専門弁理士)です。
地元に密着しているからできる迅速な対応・商標専門弁理士による丁寧な手続き・法人経営で安心のサポート体制。
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