商品から探す
部屋から探す
目的から探す
シングルマザーシェアハウス 第18話
NPO法人全国ひとり親居住支援機構の立ち上げ

シングルマザーシェアハウス 第17話
秋山立花の設計スタッフ募集

シングルマザーシェアハウス 第16話
母子家庭向けハウス設立補助金の採択団体が決定


シングルマザーシェアハウス 第14話
母子家庭向けハウス設立事業補助金、2月18日が締め切り

シングルマザーシェアハウス 第13話
空き家・古民家を活用した母子家庭向けハウスの設立事業

シングルマザーシェアハウス 第12話
全国会議

シングルマザーシェアハウス 第11話
マザーポートのあゆみ

シングルマザーシェアハウス 第10話
マザーポートの誕生

シングルマザーシェアハウス 第9話
新たなペアレンティングホームと挫折

バックナンバー

 

No.04
建築家として伝えたいこと

これは母子家庭に限らずだけれど、住まいの支援の選択肢はとても限られていると感じる。

例えば、住まいを確保するための家賃の補助は、生活保護の住宅扶助をのぞけば、2017年から開始された住宅セーフティネット法の家賃低廉化補助制度があるけれど、家賃低廉化するかどうかは地方自治体の判断に委ねられており、そのための予算を組んでいる自治体は残念ながら圧倒的少数である。

さらには、住宅セーフティネットという制度自体が、まだまだ知られておらず、普及していない。

公営住宅という選択肢が本来は住宅支援のファーストチョイスになるべきではあるものの、公営住宅だけではセーフティネットが担えないからこそ、住宅セーフティネット法ができた背景のひとつでもあるので、十分であるとは言い難い。

また、制度だけではなく、住環境そのものも蔑ろにされている。

母子ハウスに限らず、住宅支援の現場では「清潔で、デザイン性があり、性能も面もしっかりしている」ことは贅沢であると言われることが多い。「ボロボロで、古くて汚くても文句をいうな」という意見が根強い。

これは本当に正しい意見だろうか?

空間には力がある。

住環境が人に与える影響は大きい。

良い空間で過ごすことは、精神的な安定や前向きな発想ができるようになるなど、人間にポジティブな影響を与えてくれる。劣悪な環境では当然、その真逆のことが起こる。

良い住環境は贅沢なものではなく、人が生きていく上で必要不可欠なものであり、権利として叫ばれて良いものだ。

人の生活の根幹である住まいの重要性が蔑ろにされてしまっているのではないか。ということは建築家として忸怩たる思いがある。


<<次回のはなし 前回のはなし>>



秋山 怜史

一級建築士事務所秋山立花 代表/一級建築士
個人住宅の設計、保育園などの福祉施設の設計、集合住宅の設計、店舗の設計。
大学非常勤講師:横浜国立大学、東洋大学

理念:社会と人生に新しい選択肢を提案する。
人が生きていくうえで、選ぶことのできる選択肢がひとつ増えれば、その分だけ人生は確実に豊かなものになる。
秋山立花はそう強く信じています。
だから私たちは社会に、そしてひとりひとりの人生に、新しい選択肢を提案していきます。
豊かな未来を創っていくために、社会と人生にひとつでも多くの選択肢を。


403ギャラリー
出店資料請求

ヘルプ   403について   403でビジネス
住まいのオーダーメード館403とは
注文・お問い合わせについて
メールマガジン登録・解除
サイトマップ
  企業情報
403新宿ギャラリー
社長のブログ
新宿御苑前のオーダー建材ショールームスタッフ日記
  住まいのオーダーメード館403 出店用ガイド
「つくる・売る」研究会
403出店 資料請求
無料リンク集登録(工務店・設計事務所等)

このページの上へ戻る